ビジネスで成功する一番の方法は
人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく
人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである
by デール・カーネギー
カーネギーはアメリカの作家・ビジネスや対人スキル等のビジネス・自己啓発セミナーの開発者です。
有名な所では『人を動かす』という本があります。
書店のビジネスコーナーではカーネギーの著書がずらりと並んでいます。
常に儲ける・利益を上げることが最優先される仕事は
当然ながらお金を中心に事が回り進みます。
もちろん、経済活動であれば利益をだす、上げることは雇用があるので必要不可欠、避けては通れません。
ただ、如何に人からいくら取れるかを考えながら仕事をしている場所には、
そうした雰囲気がジワリとにじみ出ているように感じます。
経営者はスタッフにいつもお金の話をしたり
今のコロナの状況下では今後の売り上げをスタッフに憂いてみたり
月の売り上げ目標がある所では達成・未達成が重要かのような雰囲気になったり
果たして、これがそこで働くスタッフのモチベーションを上げる方法なのかなと疑問でなりません。
雇用者が従業員にお金の話をするというのは
一家の主が家族に向っていつもお金の話をしているようなものではないのかと常々思っています。
子供達が親にお金のことをいつも聞かされていたら、変な我慢や遠慮が出てくるのではないでしょうか。
それが心の穏やかさに寄与するとはとても思えないわけでして。
無い袖は振れませんから、嘘やごまかしをしてまで隠し通せと申しているのではありません。誤解なきよう。
お金の大切さは伝え方次第ではないでしょうか。
従業員にただお金の話をするよりも
この仕事で、
お客様なり、患者さん(様)に安心・安全・納得をどのように提供できるか、
そのために個々のスタッフには何が求められているのかを日々伝えていく方が現実的ではないですか?と今改めて思います。
凛子