凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ28 【じんざい】について考える②

 

今回は働く側、従業員の立場で【じんざい】を考えます。

 

 

人財:自ら考える事が出来、それを実行し成果を上げる人

 

人材:言われたことを自分なりに実行できる人

 

人在:言われたことを言われた通りにやるだけの人

 

人罪:言われたこともやらない、できないのに不満が多い人

  

 

人材という期待を込めて採用されたからには、

 

あなたの持てるその経験や才能を発揮して、

(経験のない人はそれまでに培ったことが役に立つのです)

自分が属する組織の役に立つことが従業員としての責務と

前回お伝えしました。

 

新人でもベテランでも、忘れないでいただきたいのは

 

雇用者が採用を決めた時、

 

「あなたの能力をここで発揮してください。」

 

と、たとえ直接言われなかったとしても、

そう思って皆、採用されているのだということ。

 

誰一人として期待されていない採用はないのです。

 

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時が経つにつれ

 

仕事は慣れる

環境にも慣れる

新鮮さは失せる

緊張感もなくなる

モチベーションも下がる・・・

 

こうなってしまうと、いつの間にか

〈役に立つこと〉を新人や、他の人に任せて自分は楽に仕事をしようとする輩が。

 

長年の経験こそが【財】なのに放棄してしまうという。

 

やめてくれ。って思います。

そういう気持ちで働くのは。

他のスタッフもいい迷惑です。

なにより、患者(様)さんに失礼ですし。

 

組織にとっても損失です。

 

人材の意味を理解していないと、いとも簡単に

 

人在・人罪に成り下がる。

 

悲しいことです。

 

ベテランだから、経験者だから出来ることがたくさんあるというのに。

 

でも、こういう環境は残念ですが多いのが現実です。

 

慢性的な人手不足の所では

 

辞められたら困る・居ないよりマシ(マシって…)という考えで

 

とりたてて、注意もされずに放置。

 

注意をされないからそれでよしと思う悪循環。

 

上がこのような状態では、

 

新人や、他から来た人の士気は上がらず、結局人は育たず。

 

退職と求人を繰り返すのみ。

 

求人と面接・採用・離職に伴う事務手続きに

どれほどの手間が掛かっていることか。

(まぁ分からないだろうねぇ)

 

目に見えないところで、採用に関わる人たちの

労力をなんだと思っているんだーって‼

(分かって欲しいよね本当は…)

 

一方で、

 

人材であろう(自覚がなくても)とする人は

在籍の長短に関わらず、努力(本人は努力とは思っていないかも)を惜しみません。

 

人知れず、学び

学んだことを組織に活かし、貢献してくれています。

 

〈どうしたらよいのか・良くなるのか〉を常に考えているので

組織への提案・提言を積極的にしてくれます。

時にそれは周囲をも巻き込み大きな力となり役に立ってくれます。

 

こうして人材は人財へと成長していくのです。

 

このようなスタッフがいる組織はとても恵まれていると思います。

まさに、スタッフが自律し自立している組織です。

 

この様なスタッフが上に存在する所は大抵離職が少なく

スタッフも安定しています。

 

採用に関する労力が必要以上にに取られることもありません。

 

人材や人財である事は、

 

長期的に見てもムダがないのです。

 

組織にとっても従業員にも。

 

そして何より人材・人財は歯科医院として

 

患者さん(様)に質の良い医療サービスを提供できるのですから。

 

患者さんにとって安心・安全・納得の医療です。

 

 

働くあなたはどうだろう?

 

人財

人材

人在

人罪

 

今の自分をどこに当てはめたいですか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子