凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ61 インプットとアウトプット

 

しゃべってなんぼの衛生士。

 

動くためにはエネルギーが必要な様に、

話すためにも(伝えるために為には)その原動力が不可欠です。

 

それってなに?

 

伝えるためのネタ元、持てる&新しい知識と情報やスキルです。

 

そもそも、それが無ければはじまらない。

 

T B Iひとつとっても、症状やその患者さんに合ったブラッシング方法を衛生士自身が理解していなければ伝えることは到底無理な話。

 

残念なことですが。

 

虫歯の原因や食生活・生活習慣との因果関係を理解していなければ、

カリエスリスクが高いというのはどういう状況なのかを知っていなければ、

セルフケアで出来ることは何かを理解していなければ、

再発予防に関して伝えることは出来ないし。

 

残念ながら。

 

話せない・話さない衛生士は恐らく、この原動力がenptyなのかも。

 

だから、手技だけになってしまう。

 

それではもったいないもったいない。

 

知識を蓄えることは、誰かが無条件に与えてくれる、与えられるものではありません。

自分で学ぶことが不可欠です。

 

本を読む

歯科の情報サイトから調べる

院内で先生や先輩から教えを乞う

セミナーを受講する

学ぶ方法はさまざま。

 

自分の中に知識や情報が入っていなければ当然ながらそれを外に出すことは不可能。

 

それだけ、学びって大切なのです。

 

インプットは日本語で入力

新しい知識や情報・スキルを吸収すること。

 

アウトプットは出力

学習や経験によって得た学びを発言や活動に反映させること。

 

インプットなしにアウトプットはあり得ないってこと。

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でも・・・

 

毎日の診療が忙しくてそれだけで精一杯

帰ったらクタクタで勉強なんてそんな時間がない

休みの日は自分の為に使いたいし

 

そうだよね、そうだよねぇ。

分かりますとも。

 

かつての自分もそうでしたもの。

「時間がない」ってことで学ぶことを避けてきましたから。

 

遅ればせながら学ぶ楽しさを知ったのは10数年以上経ってからです。

そんな者からの唯一の後悔は

『もっと早くから勉強しておけばよかった』

 

たらればだけど、

そうしていたらもっと当時の患者さん(様)に出来ることはあったんじゃないかなと。

時は戻せないので致し方なしですが。

 

だからこそ、後進の皆さんに伝えたい。

学びに楽無し、限界無し。

学んだだけ自分の血肉となり一歯科衛生士として成長させてくれるのです。

患者さん(様)という生身の人を通して。

 

学びは自分の為でもあるけれど、

それは相手や組織に反映されるもの。

 

自分の仕事はすべてそこに通じるのです。

 

若い衛生士達がアウトプットして患者さん(様)に語り伝え、それに反応している患者さん(様)を傍で見聞きしていると本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

心の中で(よきよき)と言いながらマスクの下でほくそ笑んでいます。

そうして、私も刺激を貰っています。

 

歯科衛生士はドクターではありません、当たり前ですが。

ドクターに近い業務よりも、本来の歯科衛生士業務の醍醐味を味わえる環境が衛生士の【職業としての離職】を減らせることにもなるのでは?

 

あなたはインプット・アウトプットできていますか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子