近年、転職サイトでのスカウト活動はスタンダードになってきています。
専門職のみならず様々な業種で行われています。
歯科業界も多分に漏れず。
プロフィールを登録すればスカウトのメールやメッセージが届きます。
最近この機能を利用しておもうことがあり。
メールやメッセージのみのやり取りなので、安易に『約束』が取り付けられるので、それなりのリスクも当然のことあるわけです。
約束を反故される。
これほど徒労なことはなく。
少なからず『来る予定』の人のために準備して待っているわけです。
事前に連絡があるならまだしも、予定時間を大幅に過ぎての連絡や最悪は何の連絡もないことも。
まるで診療時のキャンセルの様な・・・
そもそも、
人手不足だからと個々のプロフィールや職歴の確認もそこそこに手あたり次第スカウトメールを送ってしまうというのを見聞きします。
そうなると、反故率は上がるのは確か。
所在地から自宅までの距離・通勤時間
職歴と募集している業務との関連性(過去の経験が生かされそうか否か)
そういった基本情報を無視してスカウトをかければ、スカウトされた側は
「え?なんで私?」的な反応にはなるわけで。
「こんな遠い所通いきれないよ」
「そこまで気になる職種ではないし」と
直接のやり取りがない分、こちらの熱い思いと裏腹に冷めた反応が約束の反故・真偽不明の辞退理由になるわけです。
安易なスカウトはリスクが高すぎます。
『数打ちゃ当たる』的なアプローチも時代にそぐわない気もします。
人手不足の今、本当に欲しい人材は簡単には見つかりはしませんが、誰でもよいわけでもありません。
その組織文化に少しでも近い人を地道に丁寧に育てていかねばならない時代です。
市場を読む力を雇用側は培う必要があるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子