物事を人に教える時は二通りあるのだなと新人に教えるスタッフを見て今更なのですがふと気づきました。
ちょうど新入社員さんが入ってひと月経つ頃なので何かのご参考までになればと。
基本的には二つのことを教える必要があると考えます。
一つは属する組織の中でのルール・物事の手順
二つ目はその職種に対する物事の取り組み方
どちらも欠いてはならぬものですが、比較的二つ目、後者が忘れられがちになっているように感じます。
【組織の中でのルール・手順(やり方)】
同じ歯科という業種、その中でも様々な職種はありますが、存在する組織の数だけ独自のルールや全体としての進め方(やり方)があります。
その医院独自の呼び方であったり
治療の進め方であったり
歯科衛生士と歯科助手でも当然のことながら業務内容は異なりますが、それぞれの職種内での物事の進め方も組織ごとに異なるものです。
大抵の場合、新人にはまずはこちらから教えます。
そうしなければ組織内で動くことは出来ませんから。
新しい人は覚えることがいっぱいです。
独自の特殊なルールややり方が存在すればするほど情報量は膨大です。
個人的には『その組織にしか通用しないルール』は最小限にした方がよいと考えています。
だって物事が煩雑になるだけですから。
何事もシンプルが一番です。
同じ業種同志、基本的なルールや手順は然程変わりはしません。(もちろん最新のものであったりその組織オリジナルのものであれば別です)
そこに準じていれば仮に組織を変わったとて、順応するのに大きなストレスを抱えることはないかと思います。
組織内のルールや手順を教えることはその組織である程度の経験があれば誰にでもできるものです。
しかしながら、それだけで教えることが完結してしまうと『手順ややり方』は学ぶことは出来ましたがあくまでも『型』を覚えたまでのこと。
実はさらに大切なことを教えなければ本当に教えたことにはならないのかも。
次回へ続きます
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子