《言えない関係・環境ですか?》
これ、歯科に限らず多くの組織の問題点でもあり。
歯科医院という
小さな社会・組織の中でもよくあることです。
たまに、某歯科サイトの掲示板を覗くと、
「院長に言えない」とか、「スタッフの人には言えず」
掲示板を通して業務上の情報収集したり
悩みを相談されている人達をおみかけします。
匿名性が高いので相談しやすいですし
まずはここで様子をみる的なものなのでしょうが、
内容的には
(まずそれ、院内で情報共有じゃない?)
(せめて周囲や先輩たちに言えないのか…)
ということが実に多いこと。
世代間のギャップと言えばそれまでなのですが、
なんだか悲しさと共に
業界の未来に不安を抱いたのも正直なところです。
そのショックの大きさに我ながら驚いているくらい。
関係性の希薄さに危機感さえ覚えます。
風通しの良い環境と理屈では分かってはいるけれど
現実は組織内の窓を開け放っていないから風は抜けておらず。
組織内での様々なすり合わせが
出来ないまま組織が前に進んでいる現実。
現実に起こっていることを
それぞれが『無かったことに』していても
なんとか組織の歯車は動いているから
変わらないのもうなずけます。
動かなくなってからでは遅過ぎるのに。
周囲や上に聞けない・言えない文化
そろそろ変えていかないと。
きっとまだ間に合います。
凛子