《知らないことはできない》
新年度になり、新たに組織の中に入って来る人たちもいることと思います。
新卒はもとより、異業種や未経験という社会人として職務経験はあれど、初めての世界に飛びこんだ人もいるかもしれません。
ちょうど座学研修やOJT真っ最中の時期でしょう。
新しい人に教えるのは本当に簡単なことではありません。
既に理解し当たり前のように作業をする人達が、右も左も分からない人に教えるのは教える側の能力が試されるというもの。
OJTの場合、たいして教えもせず「とりあえずやってみて」と実際にやらせてみて「できない」というケースも決して少なくはなく。
そりゃないよ。かわいそう過ぎるってものです。
それは教える側のスキル不足にほかならず。
原理原則として【知らないことは出来ない】に決まっているんです。
知らないのだから。
【何をどうするか】
これ、意外と盲点です。
なぜ、これをしなければならないか
目的は何か
目指すべきところは何か
こうすることの理由は・・・
ただ『こうする』という型の、やり方の説明だけでは決してこれらのことは伝わっていませんから。
そうする理由が何事にもあるわけです。
「できない」「できていない」という前にまずは、その型の意味を教えなくては本当の意味での成長はありません。
その意味や理由を知っているか知らないかは当然その作業・業務に違いがあらわれていますから。
凛子