つれづれ
物事を人に教える時は二通りあるのだなと新人に教えるスタッフを見て今更なのですがふと気づきました。 ちょうど新入社員さんが入ってひと月経つ頃なので何かのご参考までになればと。 基本的には二つのことを教える必要があると考えます。 一つは属する組織…
自分に向って独り言を言う場合は別ですが キホン『伝える』ことって相手ありきですから、そこを押さえておかないとコミュニケーションがうまくいかなくなるわけです。 伝えることは ただ単に『言う』こととは異なると考えます。 【何を言っても許される】の…
人間感情の生き物ですから、イラつくことは当然ございます。 ただ、それを「仕方がないと」正当化していては周囲との関係性は悪くなるばかりで。 それでは信頼関係はいつまで経っても得られず。 イラつく原因。 それは相手や周囲との違い・ギャップです。 価…
『同調』:他に調子を合わせること 他人の意見・主張に賛同すること 『圧力』:押さえつける力 威圧して服従させようとする力 小学館 デジタル大辞泉より 何気ない一言や雰囲気で相手や周囲に同調や圧を与えてしまうことは日常的に起こります。 【何気ない】…
自分が行き詰まったりモヤモヤしたときに振り返り・繰り返し見直すのが、「マネジメントの父」とも呼ばれる経営学者のピーター・ドラッカーのコトバ。 ここに仕事の基本が全て詰め込まれ学びがえられると個人的には感じています。 『企業の目的と使命を定義…
仕事をする上で大切にするもの、絶対譲れないものは実に人それぞれです。 同じ職場でも大切にしているものが皆同じだとは限りません。 もちろん同じ傾向の人もいるでしょう、そういう人たちが集まった組織は視座が同じなので結束力も強いかもしれません。 一…
院長・経営者が【何を言わんとしているか】を把握する必要のあるチーフという業。 これは別に忖度せよとか媚び諂うとかではありませんから。 念のため。 それでは、いったい誰のためのチーフなのかって。 そんなことをしていては組織はいつまで経っても変わ…
学校や社会でもなかなか教えられぬまま【中間管理職】という一番難しい職を任される人たち。 残念ながら、任を与えた側も今一つ何をして欲しいのかが明確でないと余計にチーフたちは八方ふさがりで。 大抵の中間管理職的なポジションは組織の中で貴重な1プレ…
好き好んでなった訳ではないポジションですが、託された役割は実に多岐に渡ります。 いかんせん、『チーフは何をどうすればいいのか』をざっくりはあっても具体的には教えられぬままチーフ業は突如としてスタートするわけです。 心の準備もそこそこに。 場合…
今回からしばらく【チーフ・リーダー】と言われる人たちの仕事について綴りたいと思います。 歯科医院という組織の中でも従業員が複数になってくると『スタッフをまとめる』という名目でチーフ・リーダーのポジションが【誰かに】与えられます。 大抵、誰も…
常々気になる言葉があり、今回はそれについて。 知っているようで実は意味を知らずに、時に間違って使っている言葉ってたくさんあります。 共感・共鳴・同期・同調の意味ご存知でしょうか? 【共感】 他人の体験する感情や心理状態あるいは主張などを自分も…
相変わらず歯科業界も人材不足と言われ続けています。 それは既に言い訳にもならないこと。 『とりあえず』安易に採用して1年以内に退職者を出しているようでは、残るスタッフは疲弊するばかり。 「売り手市場だしダメなら辞めて次を探せばいいや」なんて安…
『最新鋭の設備を兼ね備えた』とか 『最先端の技術で…』とかその新しいことをアピールして集客を見込む企業を時々見受けます。 へそ曲がりな人間なので残念ながらそれで惹かれる物ってあまりありません。 「最新ですか。へぇ」って感じ。 すみません。 何故…
仕事の効率は大切です。 ムリ・ムダ・ムラを如何になくして目の前の業務に集中できるかは、どこの組織でも課題です。 経営効率ばかりを追ってしまうと、時に必要とされるもの・ことがムダと捉えられてしまいがちでして。 あくまでも自身の経験上の範疇ではあ…
働く場所(環境)って実に大切です。 いまだブラック企業と言われる職場は多く存在し、この業界とて同じこと。 四半世紀以上経っても、働き始めた時と然程変わらぬ現状には悲しさしかありません。 誰が悪いと責めて解決できれば、とっくの昔にブラック企業なん…
《ヘルプシーキング》なる言葉、ご存知でしょうか? つい最近『仕事はじぶんひとりでやらない』(小田木朝子氏著)という本の紹介で知りました。 この本の副題には【助けを求める力】とあります。 どんな仕事をするにせよ、 自分一人しか存在しない職場ならま…
以前のブログで(今週のコトワザ:百聞は一見に如かず)、 視覚化(視認)について触れたのでその続きです。 二択で考えれば、もちろんケースバイケースもあろうかとは思いますが、共有事項や伝達事項は圧倒的に【視覚化】をお勧めします。 答えは単純明快 ①人っ…
患者さん(様) 従業員 こうした人たちの『不』の解消はさることながら、 やはり見過ごしてはならないのは医院の管理責任者である院長先生の『不』を解消なくして円滑な医院運営・経営は始まらないということ。 規模が大きな医院であれば、勤務医がいらっしゃ…
今回は歯科医院で働くスタッフの『不』に関して考えてみたいと思います。 残念ながら、近年は以前に比べて短いサイクルで転職を繰り返す人が増えているようです。 医院にしてみれば採用にかけた手間暇が徒労に終わりますし、 スタッフにしてみれば、やっと覚…
30数年働いて来てしみじみ痛感するのは、 組織の成長には、そこに関わる人々の『不』を可能な限り取り除くことだと。 歯科医院であれば、 患者さん(様)はもちろんの事、 そこで働くスタッフも然り。 そして忘れてはならないのは、 医院の管理責任者でもあり…
歯科助手や受付の求人で 【誰にでもできる簡単なお仕事です】的な表現をよくお見かけいたします。 国家資格がなくてもよいことは確か。 そういう意味では誰にでも門戸は開けています。 しかしながら、実際は簡単でもないし、誰でも良いわけがなく。 特に受付…
ありがちなこと。 小さな医院だと家族的な雰囲気があってそれはそれで、とても良いことなのですが。 時に度が過ぎたり、度が過ぎる状態が普通と思っていると「ちょっと違うんだけどな」と感じてしまいます。 もったいない。 そりゃ無機質・機械的な対応は冷…
私もつい最近知った言葉です。 何も真新しい事ではなく「そういうことね」って再確認・再認識的な事なのですが。 人はポジティブな出来事や情報よりネガティブな出来事に情報に注目し、優先的に信じたり、強く記憶に残したりする傾向がある。 これらの傾向を…
今巷で話題の『D言葉』ご存知ですか? 「でも」 「だって」 「どうせ」 「ですから」 「だけど」 「だったら」 など、『D』で始まる言葉のこと。 否定的な意味合いを持つこれらの言葉は相手に誤解や不快感、時に怒りを与えかねない言葉です。 こう考えると …
しゃべってなんぼの衛生士。 動くためにはエネルギーが必要な様に、 話すためにも(伝えるために為には)その原動力が不可欠です。 それってなに? 伝えるためのネタ元、持てる&新しい知識と情報やスキルです。 そもそも、それが無ければはじまらない。 T B I…
歯科衛生士という職業を生業にして四半世紀以上半世紀未満(怖っ!)。 しみじみ思うのは、 衛生士はただ黙って手を動かすだけではその資格が泣くってこと。 その手に加え、 相手(患者さん)に【伝えること・伝え続けること】をしなければ、せっかくのその資格…
仕事をする上で、多くを語らずとも仲間や上司と息の合った動きができると気持ちの良いものです。 一方、 毎回同じ指示や確認をしながら行う仕事は、 互いに多少のストレスを抱えているので、イラつく場面が多くなりがちです。 これは、コミュニケーションと…
社会人になると、マナー研修や接遇セミナーと称するものを受講する機会があります。 歯科も多分に漏れず、個人や医院全体、規模は違えど学ぶ機会も。 歯科も【人】相手の仕事ですから、個人的には必要な事と感じています。 何も学ばないで痛みや不安を抱えて…
一度でも転職をした経験があれば大なり小なり前職場の環境を振り返る事があるかもしれません。 渦中にいる時は、辞めたい気持ちが先んじ如何に辞め時のチャンスを見計らうかが専らの興味だったのかもしれませんが、 新しい環境に移ったり、その為のリサーチ…
先日勤めている医院内で接遇研修がありました。 過去に講師は違えど何度かその類のセミナー研修は受講していますが、久しぶりに改めて学ぶと「やはりそうだよねぇ」という再確認にもなり貴重な学びの時間でした。 ということで、今回はアウトプットも兼ねて…