コミュニケーションとは・・・
社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達。とありました。
更に概説をみると単に情報の伝達だけではなく、
《意思の疎通》《心や気持ちの通い合い》《相互理解》ということも含まれるようです。
(ここでは詳細は割愛するのでご自分でお調べくださいね)
今回は言語化コミュニケーションの難しさについて考えたいと思います。
今更ですが、コミュニケーションがうまくいっているところには問題は少なく、
仮に問題が生じたとしても初期段階で対処できるので、かすり傷程度で済むというもの。
今までの自身の経験から思うに、
コミュニケーションて、要は確認の繰り返しだと思うのです。
その確認を怠ると、怠り続けると【問題】という傷口はどんどん広がり、深くまで浸潤し、
回復に時間が掛かり、最悪回復・修正不可能になってしまう。
こんなこと、みんな理屈では、頭では分かっちゃいることだけど、
いざ、現実問題それが実践できないことが多いこと。
私も日々格闘です。
渋沢栄一の言葉を借りれば、私はまだ洟垂れ小僧なのですが、
ここまで来ると、「お互い変なプライドは捨てましょ」と申し上げたい。
あるあるですが、
口うるさい(失礼) 院長がいるとします。
大抵、スタッフは辟易、それに気が付かない院長は
スタッフに改善が見られないことにイライラ
で、また小言・・・このループにドハマり。
ずーっと抜けられないでいらっしゃる。
こういう医院は雰囲気が悪いですよ。申し訳ないですが。
患者さん(様)もじんわりと感じていますことよ。
そもそも、これは両者に問題があるのは一目瞭然。
口うるさいと評される院長は管理型のタイプです。
スタッフは、まずこれを理解されたし。
この様な上司(院長含めチーフやリーダーもいますので以下上司とします)は、
逐一報告を求め、現在起きている事柄をすべて把握しておきたい人たちです。
過干渉も同類です。
ビジネスの世界ではこの管理型マネジメントは負の側面が多く、その問題点が度々議論されています。
だからといって管理型の人に
「明日から管理型をやめてください」と懇願したところで、直ぐに何かが変わるわけではありません。
人は、自戒がなければ、そうは変わらないものです。
なので、
管理されるスタッフの方へのご提案。
■ただの口うるさい人と思わない。
当然ですが、そうなる理由があるのです。理由を深堀すると大抵過去に原因が
あります。失敗があるから今に至っています。
まずは、そこを理解いたしましょう。
■どんなことに口うるさいのか、改めて考えてみる。
大概は同じことを繰り返し言っています。ということは、それを
スタッフ全員で共有して改善すればよいのです。
例えば、逐一報告が欲しい人には逐一報告すればいい。それだけです。
■傾向が分かったら、こちらから先手を打つ
どんなことに口うるさいのかが傾向としてわかってきます。
そうしたら、先にそれをやっておけばよいのです。
ただ、それだけ。
観察していると、大抵同じことを言われている人は「そりゃ言われて当然だよ
直そうとしてないんだもの」ということばかり。
いわゆる、【学習していない・覚えようとしない】ってやつです。
これ、ホントに周囲が困るんです。
もし、あなたの属する医院が(組織が)管理型ならば、お試しがてらちょこっとやってみてください。
意外と効果ありましてよ。
管理型上司は、言われた事を確認して・実行して・報告していれば、安心してお口は次第につぐんできます。
そう、口煩さは不安が起因しているのです。
相手を不安にさせない行動が鍵です。
次回は管理型のご当人様へのご提案を。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子