凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ23 コミュニケーションの難しさ①

 

 

コミュニケーションとは・・・

 

社会生活を営む人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達。とありました。

 

更に概説をみると単に情報の伝達だけではなく、

《意思の疎通》《心や気持ちの通い合い》《相互理解》ということも含まれるようです。

 

コミュニケーションは言語化言語化に分類されますが、

(ここでは詳細は割愛するのでご自分でお調べくださいね)

今回は言語化コミュニケーションの難しさについて考えたいと思います。

 

 

今更ですが、コミュニケーションがうまくいっているところには問題は少なく、

仮に問題が生じたとしても初期段階で対処できるので、かすり傷程度で済むというもの。

 

今までの自身の経験から思うに、

 

コミュニケーションて、要は確認の繰り返しだと思うのです。

 

その確認を怠ると、怠り続けると【問題】という傷口はどんどん広がり、深くまで浸潤し、

回復に時間が掛かり、最悪回復・修正不可能になってしまう。

 

こんなこと、みんな理屈では、頭では分かっちゃいることだけど、

いざ、現実問題それが実践できないことが多いこと。

私も日々格闘です。

 

渋沢栄一の言葉を借りれば、私はまだ洟垂れ小僧なのですが、

ここまで来ると、「お互い変なプライドは捨てましょ」と申し上げたい。

 

f:id:picorinko:20201111172607j:plain

 

あるあるですが、

口うるさい(失礼) 院長がいるとします。

 

大抵、スタッフは辟易、それに気が付かない院長は

スタッフに改善が見られないことにイライラ

で、また小言・・・このループにドハマり。

ずーっと抜けられないでいらっしゃる。

 

こういう医院は雰囲気が悪いですよ。申し訳ないですが。

患者さん(様)もじんわりと感じていますことよ。

 

そもそも、これは両者に問題があるのは一目瞭然。

 

口うるさいと評される院長は管理型のタイプです。

スタッフは、まずこれを理解されたし。

 

この様な上司(院長含めチーフやリーダーもいますので以下上司とします)は、

逐一報告を求め、現在起きている事柄をすべて把握しておきたい人たちです。

過干渉も同類です。

 

ビジネスの世界ではこの管理型マネジメントは負の側面が多く、その問題点が度々議論されています。

 

だからといって管理型の人に

「明日から管理型をやめてください」と懇願したところで、直ぐに何かが変わるわけではありません。

人は、自戒がなければ、そうは変わらないものです。

 

なので、

 

管理されるスタッフの方へのご提案。

 

■ただの口うるさい人と思わない。

 当然ですが、そうなる理由があるのです。理由を深堀すると大抵過去に原因が

 あります。失敗があるから今に至っています。

 まずは、そこを理解いたしましょう。

 

■どんなことに口うるさいのか、改めて考えてみる。

 大概は同じことを繰り返し言っています。ということは、それを

 スタッフ全員で共有して改善すればよいのです。

 例えば、逐一報告が欲しい人には逐一報告すればいい。それだけです。

 

■傾向が分かったら、こちらから先手を打つ

 どんなことに口うるさいのかが傾向としてわかってきます。

 そうしたら、先にそれをやっておけばよいのです。

 ただ、それだけ。

 観察していると、大抵同じことを言われている人は「そりゃ言われて当然だよ

 直そうとしてないんだもの」ということばかり。

 いわゆる、【学習していない・覚えようとしない】ってやつです。

 これ、ホントに周囲が困るんです。

 

もし、あなたの属する医院が(組織が)管理型ならば、お試しがてらちょこっとやってみてください。

意外と効果ありましてよ。

 

管理型上司は、言われた事を確認して・実行して・報告していれば、安心してお口は次第につぐんできます。

そう、口煩さは不安が起因しているのです。

相手を不安にさせない行動が鍵です。

 

次回は管理型のご当人様へのご提案を。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子