学校や社会でもなかなか教えられぬまま【中間管理職】という一番難しい職を任される人たち。
残念ながら、任を与えた側も今一つ何をして欲しいのかが明確でないと余計にチーフたちは八方ふさがりで。
大抵の中間管理職的なポジションは組織の中で貴重な1プレーヤーでもあるので、実に業務は多岐に渡ります。
たいへんなんだよう…本当にご苦労様でございます。
院長とコミュニケーションを取りながら、こまめに「これでいいですか?・こういうことですか?」と確認しながら自分自身とスタッフに『どうして欲しいのか』を聞き取り、それをスタッフに分かるように(ストレートに伝えれば当然の如く波風はたつので)誤解しそうな箇所を修正し、ある程度納得できる表現に変えて伝える。
人を動かすには【変換】作業が不可欠なのです。
どストレートにそのまんま伝えるならば中間管理職はそもそも要らない訳で。
直接言えばそれでいいって話です。
「○○をしろ」という、一見無謀な要求も、チーフの動き方次第で「しろ」が「しよう・やってみよう」に変わることもあるのです。
今の時代、「ただただ言われたことを黙ってやっていればいいのだ」なんて、誰ができようか?
太古の時代のやり方では誰も仕事に対する意欲は湧かないのです。
雇用者=経営者でもあるので、人を雇っているからにはそのスタッフの安定した雇用環境を維持管理する重大な責任があります。
その為に、多少荒い言葉で(そもそも言い方・言葉の使い方をご存じない方々が多いのですが)上意下達なさります。
それをね、チーフの皆さんは直接、ストレートにお受けになるわけですから、そのダメージは決して小さくはなく。
これで、心折れる人たちをどれだけ見てきたことか。
ほんと、そこ分かってもらいたいですな。
だから言い方って大切なのに...
しかし、心折れて、自分を消耗しきることは無いですよ。
そうならないために、常に確認をしていくわけです。ある種の防衛策。
基本、人が感情が高ぶっている時の《言い方そのもの》は、一瞬ショックは受けるでしょうが、引きづらなくて大丈夫ですから。
感情のコントロールが出来ていない人の物言いとそこは流しましょう。
残念だけど、そこに完璧や自分の『こうあるべき』を毎回当てはめては自分が苦しくなるだけなので。
大事なのは、【何を言わんとしているか】を理解しようとすること。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子