あくまでも私見ですが、想像力は仕事をする上で必要なものだと考えます。
想像力とは
【自分が経験していないことや未来のこと、現実には存在しないことを頭の中で思い描く力】のことだそうです。
頭の中で思い描く➡考える習慣の有無が試されます。
想像力はこのようなことに(以下)役立ちます。
◆先回りができる
これから起こりうることを予測しながら行動できるので先回りして準備をし、目の前の業務にあたります。
相手や周囲の求めているものが想像できるので必要な時に直ぐに使える、行える配慮ができます。
いわゆる、【気が利く】ってやつです。
こういう人がいてくれると本当ありがたい。
◆想定外にも慌てない
起こりうることは、なにも良い事ばかりではありません。
「こうなったらマズいだろう」とリスクに対しても予測できるのでそうなったときの対処法や、回避する方法もある程度想定内です。
不測の事態にも慌てず騒がず対処できます。
危機管理が出来る人です。
近くにいたら、頼もしい限りですね。
◆イージーミスが少ない
リスク予測ができるので、不注意によるミスが少ないです。
確認や注意を怠らないこと、確実に仕事をすることを意識しています。
しかし、これは完璧とは異なります。
仮にミスをしても、振り返り因果を分析し改善につなげる力があります。
ミスに向き合い、考え修復することができるのです。
ある意味失敗を恐れないので、他人の失敗にも寛容です。
こういう人になりたいものです。
◆優先順位を理解している
先回りとも関連しますが、
今何をしたらよいのか
今やるべきことは何なのかの優先順付けが出来ているので
無駄のない仕事ができます
作業効率が良いのですね。だから仕事が早い。
いつの間にか仕事が終わってる。
リスペクトです。
この想像力、
視点はあくまでも、『自分ではなく相手』にあることお分かりいただけたでしょうか?
例えば、アシスト業務に付いている場合、
ドクターが何を欲しているか・何をしようとしているかを想像しながら(考えながら)補助するのと、
何も考えず、その場その場で言われたことを一つずつ行うのでは、どちらが効率よく、相手に負担を掛けずに作業出来るでしょうか?
ということを考えるのも想像力を働かせる一つです。
患者さんをお待たせしないためには何をどうしたらよいのか
片づけをしてくれる人が簡単に作業するためには何を終わらせておけばよいのか
こういうことを考えながら仕事をすることが実はとても大切。
そう
想像力って相手のことを想う力なのですよね。
相手に対して発する言葉も
無思慮に自分の感情のまま相手に失礼な言葉を発するのか、
「こう言ったら相手はどう感じるだろう?」と考えて言葉を選んで発するのか。
これも想像力。
こう考えると、想像力に欠ける人って
大抵の基準が自分ベース・自分のペース。
「こう言ったら、こうしたら相手は、他人はどう感じる?」という視点がちょいと乏しいのです。
残念なことです。
自分ベース・自分ペースなので、
新しい事や、イレギュラーなことに慣れていません。
応用や不測の事態が苦手です。
新しい局面や、イレギュラーな事態に慌ててしまうのもこのためです。
これは、決して善し悪しの問題ではありません。
それぞれのタイプです。
だからこそ、自分を知り、苦手や弱点をどう補うかを考える必要があるのです。
そこに向き合えないと問題は何も変わらず。歴史は繰り返すのみ。
向き合うことって考えることですから。
ちょっと考えれば…という場面にたくさん出くわします。
こういう時は大抵結果が思わしくなかった時。
そこで大切なのが想像力・考える力。
『仕事は頭でするもの』と心得ておいても損はないですよ。
あなたのその仕事、想像力を働かせていますか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子