凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ48 理想の職場を考えてみる

 

世の中に自分の理想と合致する職場は

全国津々浦々探せばないことはないのでしょうが

それでも宝くじに当たるようなものかと。

 

何をもって理想とするかは人それぞれです。

大切にしているものが異なるからなおさら。

 

あくまで私見ではありますが、

理想の職場は従業員が新たな従業員になろう人を紹介できる職場だと思うのです。

 

巷では『リファラル採用』などと言われているものです。

自分の友人・知人を紹介する・してもらうというもの。

 

この業界でもそうした採用を取り入れている、

仕組みにせずとも自然とそうなっている所は実在すると思います。

 

これができる所、できている所は離職率は他に比して低いのは明らかです。

(㊟もちろんメリットだけでなくデメリット当然あるものです)

 

大抵、自分が納得してよいと思ったものって周囲に勧めたりしませんか?

患者さんが新規の患者さんを紹介してくださる様に。

そのお仕事版です。

 

友人であれば自分と価値観が近い人であることが多いですよね。

知人(どの程度かにもよりますが)と言われる人でも、ある程度の素性は確かです。

 

事前情報がある程度つかめる人であれば

『やってみなければ分からない』というリスクを避けることはできます。

いわゆる内々の採用活動ですから、そこにかけるコストも下げることもできます。

求人・求職者双方にとっても比較的ハードルが低いものです。

 

既に働いているAさんが友人のBさんに自分の職場を紹介できるのは

今まで、Aさんがその職場について色々話している中で、共感を得られているから。

Bさんにとっては事前に分かっていることが多く未知が少ないので多少の安心感はあり。

 

そうした採用が広がれば、ミスマッチによる早期離職は少なくなるかもしれません。

 

 

デメリットは?

 

知っている仲だからこそ、紹介された人が万が一不採用となった時や

どちらか一方に問題が発生したときにお互いが気まずい関係になってしまうことも。

 

関係が密だからこそ、退職となった時に双方に影響は少なからずあるので最悪同時に、或は後を追って退職するという事も起こらないともかぎらない。

まぁこれは個人の資質の問題でもあるので一概には言えないことではありますが。

 

物事には利点と欠点はつきものです。

良い事だけではありません。

 

ではなにゆえ、こんな事を言っているのかってなりますよね。

自分でもあれこれ考えながら行き着いたのは、

 

リファラル採用ができればそれに越したことはありませんが、言うほど楽な事でもなく。

 

であれば、

理想の職場はあくまで自分で(自分達で)作るものだということ。

それは誰か(経営者・管理責任者側)が作るものではないということ。

組織に属している全員にその責任があるということ。

自分達で友人知人に紹介したくなるような組織を作っていくこと

これが究極、理想の職場なんだと。

  

自分の、自分達の置かれた環境を少しでも良くしたいのであれば

他人にばかり任せていては変化は難しいことは頭の片隅においていただきたく。

 

いつまでも

「周りが何とかしてくれる」、

「よい環境は与えられるものだ」と考えていたのでは何も変わらないと思います。

 

確かに何かを変えることはそう易々とできることではありません。

変えられないものも存在はします。

でも、小さな事から変えることが出来るでしょう。

小さいことからコツコツとです。

みんなで話合って試行錯誤を繰り返してです。

本来、組織ってそういうものだと思います。

チームワークがある所はそれが出来ていますから。

 

理想までとはいかなくても

自分達が働きやすい環境を作っていくことは不可能ではありません。

毎日なり、決められた時間・日数拘束される場所です。

そこの居心地が悪くして、楽しさややりがいを見つけて仕事ができようかって話です。

 

本当にダメなら仕方のないことだけれど

少しでもできることがあればトライしてみては?

 

友人に「大変だねぇ」って言われるより

「いいなぁ」って言われる職場。

 

そういう職場で働きたいものです。

それは見つけるより自分達で作った方が早いのかもしれません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子