凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ44  人材紹介会社はどうなのか

 

 

歯科業界でも人材紹介会社が実に多く存在します。

 

実績のある古参から、初めて名前を聞く新規参入組も多い事。

 

迷いながらも口コミや評判から、雇用する医院側も

求職する個人も一度は利用された経験あると思います。

しかし、利用はしてみたものの、

費用対効果の低さから積極的な利用は控えたりしてマイナスなイメージ。

利用した求職者達にも、その評価が分かれる所です。

 

利用の仕方と紹介会社の質の問題だとは思うのですが…。

 

少なくとも

 

絶対ではないという事は現実的に考えておかないとです。

そして

最終的な決定責任は自分にあるということ。

全てを人任せや他責にしていてはいけません。

 

 

雇用する側は

今日明日のスタッフ確保に必死です。

雇用される側は

次はもっと自分に合った職場にと期待でいっぱいです。

 

そんな切実な想いが「紹介会社は間違いない」と思ってしまう。

自分達の窮地を救ってくれる絶対的な何かのように。

 

そりゃ実際そのような会社も存在します。

個人的にもお世話になった経験もありますし、

周りの人も力になってもらった話を聞きます。

 

多くの会社がその様であってくれたら良いのですが。

 

 

利用する雇用側はイメージとして

『医院様に合った人材を』などと謳っているので

マッチング的な要素を求めてしまいますが、

具体的に行っているのはほんの一握り。

 

実際紹介され面接をしていると、その方の生活背景からどう考えても、

(もう少し自宅近の医院の方がよくない?)と

何故うちに紹介してくれたのだろう?な

???ばっかりのケースも。

 

文字通り【引き合わせるだけ】。

出会いのきっかけは提供しました。的な。

 

もしかしたら、近いエリアに紹介できる医院がなかったのかもしれません。

 今思えば、その会社はマッチング要素が低い会社だったのかもしれませんが。

それにしてもです。

『もうちょっと考えようよ』という会社も実在はするわけで。

 

担当スタッフがころころ変わる、

変わるのに肝心な情報が引継ぎされておらず。

これは、もう論外ですが実に困った話です。

 

それでは求職者も不安で仕方がないでしょう。

一人では心細く支援を望むからこそ、紹介会社を利用しているはずなのに。

 

医院側の求める人材に近い人を

求職者の希望に近い医院を

事前のヒアリングや調査によって

本当の意味で

それぞれの希望にできるだけ近いところに引き合わせてくれる。

場合によってはその後の様子も気にかけてくれる。

 

急かす様なスピードや

単なる成約数という実績よりも

利用するリピート率の高さや

忌憚のないアドバイスや情報開示

必要としている双方の為に寄り添ってくれる。

 

決して派手さはないけれど、

そういう実直な会社がこれから残ってゆくのだと思います。

これからさらに淘汰されていくことでしょう。

 

毎日のように更新される求人媒体の数々。

それは、歯科業界の切実さ、問題点の裏返しだとも感じています。

 

歯科医院の多くは

患者さんに選ばれるだけではなく、

そこで働く人たちにも選ばれる側になってきています。

 

患者さんのみならず、

そこで働くスタッフにも選ばれる医院作りはもはや必須です。

同じ景色を共有できるスタッフ探し、

職場探しの近道の一つが人材紹介会社です。

 

その会社はあなたにしっかり向き合ってくれていますか?

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最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子