凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ57 辞めてみてわかる事

 

一度でも転職をした経験があれば大なり小なり前職場の環境を振り返る事があるかもしれません。

 

渦中にいる時は、辞めたい気持ちが先んじ如何に辞め時のチャンスを見計らうかが専らの興味だったのかもしれませんが、

新しい環境に移ったり、その為のリサーチを色々していると

自分が受けていた恩恵に改めて気づかされることもあります。

 

手厚い福利厚生に魅かれて入職した人は

その手厚さはどこにでもあるものではないという現実を離れてみて分かります。

 

人間関係が嫌で辞めた人は

どこに行っても何かしらの似たような問題にぶつかります。

 

業務内容に疑問を抱いて辞めた人は

新たな所で働き始め、期待していたほど何かが大きく変わる訳ではなかった現実に少しの落胆を感じるかもしれません。

 

お口のうるさい院長から離れた人は

チーフや先輩達が代わりになっているのかもしれません。

 

・・・。

 

そう

 

仮にどこに行っても

たとえ環境を変えてみても

 

変わるもの

変わらないもの

変えられないものは存在するわけで。

 

自分の思い描く理想の職場に巡り合えることは極々稀。

 

そもそも、

働きやすい職場環境ではそう簡単に離職はなく、

求人が出ることが少ないわけです。

リファラル採用』が多かったりもします。

 

だからこそ、

転職を考える時は感情的に早急に動かずに

何を求めて環境を変えたいのかを

自問自答して欲しいのです。

 

そこで受けている恩恵と

自分が「何か違う」と感じていることのバランスです。

 

「違う、これじゃダメだ」に注視し過ぎると

肝心なものが見えなくなってくるものです。

 

冷静さ・客観性が失われているから。

 

環境は与えられるものが全てではありません。

もちろん、雇用側が整えるものではありますが。

受けること、与えられることを【あたりまえに】感じていたらどこに行っても同じですってこと。

ぶつかる壁は大抵同じ。

 

自分の今いる環境は、自ら変えられるチャンスもあるのです。

 

過去の恩恵を振り返ってみると

意外といろいろと与えられていたことが多いものです。

 

転職を考えた時には

今のメリットデメリットを書き出してみて考える時間もあってもよいのかも。

自分が何を求めているのかをあぶりだしてみて欲しい。

 

『焦って急いで辞めなければよかった』

『もう少し考えてからにすればよかった』

なんて、タラればで後悔しても時既に遅し。

 

そんなことにならないように老婆の余計なお世話です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子