《いちいちをなくす》
ありがちなこと。
組織の中で上司が【マイクロマネジメント】のタイプですと
隅々まで目が届くので、ちょっとした異変にお気づき易い。
異変とは大袈裟かもしれませんが、
電話が鳴り続けているとか
室内音楽が止まっているとかそういった事に敏感に反応されすかさずそれに対応するよう指示を出します。
分かります。
直ぐに反応しなければならいことは。
分かっています、スタッフ達も。
やろうと思っているタイミングで言われたりしています。
これ、ほんとあるあるです。
「○○しなさい!」
「今やろうとおもったんだよぅ‼」という親子みたいに。
組織の中で一定の決まりごとがあると、
スタッフは分かってるけれど、上司は念押しの為毎回毎回指示を出します。
念のため
確実に
確認の意味も込めて。
分かります。
分かりますとも。
でもですね、
これいつまでもやっていると
スタッフの自発的な意欲はそがれ
【指示待ち人間】の集団が出来上がる・出来上がっているのです。
そういう上司に多いのは
「スタッフにはもっと自分から動いてもらいたいんですよねぇ」というお言葉。
大抵の場合、
念押し確認上司の方は過去の失敗から学び、
「やはり何度も言わないとダメなんだな」と思っての行動なのですが、実はそこが罠でして。
その都度(いちいち)言わなければならないシステムが返って混乱を招いているのです。
そのシステムを変えない限り、人が変わっても結局は何も変わらない。
耳からではなく
情報は目から入った方が記録にも残り確実です。
そもそも、
言った・言わない
聞いた・聞いていない
言ったのにすぐに忘れる
この手の問題は『何か』を変えない限り未来永劫続くのですから。
繰り返し教える、伝えることは基本中の基本ではありますが、
それとこれとは趣旨が異なるように思います。
凛子