仕事の効率は大切です。
ムリ・ムダ・ムラを如何になくして目の前の業務に集中できるかは、どこの組織でも課題です。
経営効率ばかりを追ってしまうと、時に必要とされるもの・ことがムダと捉えられてしまいがちでして。
あくまでも自身の経験上の範疇ではありますが、
手間暇を惜しんでいると相手との、顧客との信頼関係は薄くなるような気がしてまりません。
良い仕事=信頼という評価を得ることには
手間暇を惜しんでいては成立しないと、この年になり断言できます。
手間(労力)と暇(時間)をかけること。
言い換えれば、『誰にとっての労力と時間か』という事になるかと考えます。
数字を追うことが目的になってしまえば、
当然、如何に数を増やすかのために省略できることを探します。
それは、あくまでも組織の都合。
もちろん、数字も大事です。
それは経営に直結するのですから。
しかしながら、数字が目的化すれば、大抵そこに携わる人々(従業員)は満足感よりも疲弊や閉塞感にさいなまれ。
長期になればなるほど、心身の疲労は増すばかりで次第に環境の変化を求めます。
従業員教育の手間を惜しむならば、
顧客に(患者さん(様)に対するサービスの質は低いままでしょう。
関係性を構築できないので作業は流れ作業的な・とりあえずやっとけ的なものとなり。
そうしてクレームや顧客離れだけでなく、従業員も離れていくことに。
これではいつの間にか追っていた数字は下がる一方です。
下がった数字を見て焦る経営者(院長)は決して少なくありません。
そうなると、ますます従業員にはプレッシャーがかけられます。
こうなると末期です。
問題は従業員だけにあるわけではないのに・・・
そういう状況を過去に経験してきたから言える事。
一定の数字を安定させるには手間暇を惜しんではなりません。
その手間暇は従業員や顧客(患者様)の双方に言えること。
『相手が何を必要とし、求めているか』
ここに着眼できないままだと組織は疲弊し、
思い描いていたビジョンからはかけ離れた現実があります。
数字は嘘をつきません。
良くも悪くも今を反映しています。
同じ数字を追うのであれば、
結果だけにこだわらず、その数字が教えてくれる現実を直視しなければなりません。
手間暇をかけることが結果、数字にポジティブ反映するということを成功している組織が教えてくれています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子