要領よくという考えは、
人生を意義のあるものにしてくれない。
by 藤原 東演(臨済宗僧侶)
ムダなものを如何にして省き生産性を上げることは仕事をする上で大切なのですが、
そこをはき違えると目的や意義を見失いがちです。
効率を求めることと損得勘定で物事を進めることは、決して同じではありません。
ここ大事。
損得勘定はいかに自分が損をしないかに注視するので相手の状況までは然程関心がありません。
『要領がいい』という言葉は賛辞だったりその逆になることも。
シニカルに使われる場合は大抵そこに損得勘定が見え隠れしているから。
なんでも経費で落としたがり、身銭を切ることを惜しむ人や
本来であれば必要なものまでもそぎ落として周囲に犠牲を強いる人は
何か大切なものを失っている気がしてなりません。
お金に限らず労働力とて同じこと。
【自分の】損得ばかり気にする要領のよさは考えものです。
損して得を(徳も)取る。悪くはないものです。
凛子