損して得取れ
言わずもがなですが。
目の前のちょっとした損をしても、
後でそれを元にして大きな利益をとるようにした方がいいという言葉。
『いかに、目の前の相手から利を(この場合金銭的なもの以外も当てはまると思います)とることができるか』と常に考えていたり、
『取るか取られるか』的な思考で終始物事を判断する人たち。
それも1つの生き方ですので否定や批判はいたしません。
そのこと自体よりも、注目して欲しいのは、
その人の周りにいる人の事です。
そうした損得や如何に利を得られるか思考の元で働く人たちは何とも言えない緊張感を味わい、仕事の楽しさややりがいを見失いがちで。
言葉の端々に、損をしないで得を取る気持ちが現れるので、そうではないことを口にすることがはばかられてしまいます。
そうして、上長や他人の顔色を伺いながら【割り切る】という術を身に着け働きます。
なんだかなぁ。
損は与えることでもあります。
一時の損と思えることが、人との結びつきや
後々の様々な形での利に繋がるならば
トータルすれば損にはならないとは思うのですがいかがでしょうか。
ビジネスは見返りだけを求め続けていたのでは大成しない気がしてなりません。
こういう考え方は所詮、理想に過ぎないのかなぁ。
凛子