大事なことは
「わたしでなくてもできることをわたしは分かってしている」
ということです。
だれでもできる仕事の中で
わたしは育まれてきたと思っています。
by 秋田 道夫(デザイナー)
この言葉を目にした時は共感の嵐でした。
まさしく。
とかく立場や資格の有無で
「これは私の仕事ではない」と考える人もおります。
それも一つの考え方・価値観。
そうして【自分にしかできない仕事】に固執してしまうと
時に周囲との温度差が強くなり、知らず知らずのうちに壁が出来たりしてしまう。
同じ人間であるはずなのに、なぜか上下関係、縦の構図が出来上がってしまいがち。
何故かそれが【偉い・偉くない】とかそんな野暮な発想になることも。
そんなこと全くないのにね。
実は誰にでも出来る仕事こそ働く基本であったり、大切なものだったりします。
人知れずごみを捨てること
片付けや掃除をすること
誰かのために目立たない仕事を率先してすること・・・
こういうことを疎かにする人は何か勘違いをしてしまっているのかも。
人が成長する機会は『自分のため』ではなく
『誰かのため』に出来ることをいとわない人のためにあるのだと思います。
凛子