凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ77 チーフ業①

 

好き好んでなった訳ではないポジションですが、託された役割は実に多岐に渡ります。

 

いかんせん、『チーフは何をどうすればいいのか』をざっくりはあっても具体的には教えられぬままチーフ業は突如としてスタートするわけです。

 

心の準備もそこそこに。

場合によっちゃ突然始まる事さえあり。

 

そうなった場合、自分なりに勉強できるならば良いのですが、チーフ業ってほぼ、日常業務と並行なので、じっくり学ぶことなんて皆無に等しく。

 

スタッフ数に余裕があれば少しは時間を取ることは可能ですが、そういう恵まれた環境も決して多くはなく。

 

日々必死に自分なりに悩みながらあれこれトライしてみては上からは要求ばかりで、下からは日々の不満や愚痴を聞かされるそんな日常…

 

本当にご苦労様です。

こればっかりは経験した人でないと分からない孤独や閉塞感。

 

でもね、同じ状況にいる人たちは仮に身近にはいなくても、日本津々浦々存在するのは間違いなく。

 

せめて「自分だけではないんだな」という事だけは分かって欲しいのが切なる思いです。

 

チーフの主たる目的は【院長とスタッフの橋渡し】と言えるでしょう。

 

①言葉足らずの【院長の考え・思い】を意訳して、かみ砕いた状態でスタッフ達に告げ  ること。

 

②【スタッフ達の不満を代弁】して、院内環境の整備を院長に掛け合うこと。

 

特に①を行うにはまずはチーフ自身が院長と密にコミュニケーションをとることが肝心です。

そもそも院長とチーフの意思疎通が困難だと何も始まらず。

仮に見切り発車したとて、院長とチーフ双方のストレスが増えるだけのこと。

 

何事も準備八割。

事前の打ち合わせ、共通認識、こまめな確認は不可欠なのです。

 

『チーフに・スタッフにどうあって欲しいのか』

先ずはここからスタートです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子