あなたが考えるホスピタリティとはどんなものでしょうか?
日々の診療・業務でそれが体現・実行できていますか?
ホスピタリティの意味や語源を理解できていますか?
もちろん、ここで一旦ご自身でお調べいただければ嬉しい限り。
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英語ではhospitality
意味は〈相手への心からのおもてなし〉〈思いやり〉〈手厚いもてなし〉
元々のは語源はラテン語のhospesで
意味は〈客人の保護者〉
巡礼の旅に出た人が病気や飢えで動けなくなった時に現地の人たちが善意で手当てや食事の世話をしたことから、もてなしの意味を持つhospitalityの由来となっています。
病院(hospital)もここから派生しています。
医療と深く関わっている言葉なのですね。
ホスピタリティという言葉は、現在医療・福祉関係だけではなく、
様々なサービス業でも使われており、ホスピタリティマインド(おもてなしの心)という表現でも活用されています。
それだけ、一般的になっている言葉です。
だからこそ
今回は基本に立ち返り、医療としてのホスピタリティについて考えたいと思います。
元々はケガや病気などのケア、善意から(心から)のものです。
なので、そこには利害関係(分からない人は調べる)がありません。
利害関係がないということは、純粋な相手への気遣い・気配りそのものです。
では、相手への気遣い・気配りってなんだろう?
またこれ、言葉の意味合いから入るのですが。
気遣い:相手に失礼のないよう、あれこれ気にかけること
気配り:相手が求めていることを推察して、前もって行動すること
気遣いは業種・職種問わず、ある意味社会人としてのマナーですからね、これはいまさら言うことでもなく。
ホスピタリティの意味合いは後者の気配り、こちらに重きが置かれると個人的には考えます。
相手がなにを望んでいるか。
これを、”察する”能力です。
「あー私にはこんな能力ないからむり~」と思っているあなた!
能力は
持って生まれたものもあるけれど、そのほとんどは、あとあと培えるものなんですよね。
だから、大丈夫。
やれば~
できる~
戻ります。
相手が何を望んでいるか?
ここに目が向けられるか、そうでないかでホスピタリティの有無がはっきりくっきり分かれます。
そもそも、医療施設でホスピタリティのないところに誰が通い続けたいと思うでしょうか?
かかりつけの歯科でなくとも医科でも、
はたまた医療ではなく、理美容でもボディメンテナンスを行う施設でもどこでも結構。
あなたがずっとそこに通いづづけている理由はなんだろう?
それが、あなたにとってのホスピタリティ。
そこにヒントがたくさん隠されています。
ちょっとこの機会に考えてみてくださいね。
具体的な話は次回に続きます…
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子