凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

サクッとつぶやき編

《あたりまえとおかげさま》

 

 

人って自分勝手な生き物だから、環境に慣れてくると受けることがあたりまえになっていつの間にか感謝が薄れてしまうことが。

 

 

仕事があるのはあたりまえ

お給料がもらえるのはあたりまえ

職場の福利厚生等で旅行や食事にいけるのはあたりまえ…

 

でも、これ決してあたりまえではないと思います。

ある意味、恵まれている環境ってこと、お・気・づ・き・か・し・ら?

 

コロナ禍で業務縮小のためスタッフの調整で解雇されたり

医院の収入減のためシフト減→減給を余儀なくされたり

規模が小さな所では旅行などはなかったり(今は旅行どころではないですが)

 

このような状況下にいる人も少なくはないと思います。

 

恵まれすぎていると、与えられている環境の有難みが分からなくなってしまうことも。

 

実は私たちの〈あたりまえ〉は

〈おかげさま〉という自分では気がついていない

周囲の支えや、保護のもとに起こっているわけで。

 

全体としては収入減でも

今までと変わらないお給料が普通に支払われているところは

決して《あたりまえ》ではない状況なのですよね。

 

 

受ける側だけではなく

与える方もあたりまえの罠が

 

仕事は出来てあたりまえ

このくらいのことやってあたりまえ

出来て当然

やって当然…

 

どちらの立場にせよ

あたりまえが強くなると

相手への要求・期待がどんどん膨らんでしまう…

 

スタッフへの要求が過剰な院長がたまにいらっしゃいますが

仮にスタッフがいなければ、スタッフのやっていること全てお一人でできるのですか?って申し上げたい。

 

スタッフに支えられて日々の業務が成り立っていることお忘れではありませんかと。

一人でできないからスタッフを雇われているのでしょうと。

 

一人でできるもん。ならば求人もかけず朝の掃除から始まり診療・片づけ・帰りの戸締りまでされているはず。

 

スタッフが毎日、毎朝仕事に来てくれているのは決してあたりまえではないのですよ。

これお分かりなのですかぁ!と申し上げたい。

 

雇用・被雇用両者とも互いの存在をあたりまえに思っていると

相手への感謝の言葉を口にすることが、耳にすることがなくなり

代わりに日々相手への不満や要求のぶつかり合いで皆が疲弊するという悪循環。

今まで幾度となく目にしてきました。

悲しいことです。

 

あなたの医院では日々感謝の言葉どれだけ発しているでしょうか。

おかげさまの気持ち、〈誰が〉ではなく一人一人が忘れないでほしいです。

 

凛子