凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ14 採用について考える①

 

言うてしまえばこれ、業種問わず永遠のテーマなのですが。

 

多少なりとも歯科で長いこと働かせていただいていると、それぞれの医院で採用のお手伝いをさせていただく事があります。

 

その経験から、ずーっとずーっと感じていることがあるので、今回から採用に関して医院側とそこで働くスタッフ・従業員側の二面から考えたいと思います。

 

 

これはもう原理原則レベルの話ですが

 

快適な空間に人は集まる

 

のだそうです。

だよね~。

 

歯科医院であれば、集患は医院の雰囲気に大きく左右されますが従業員とて同じこと。

 

結論、患者さん(様)に愛されている医院はスタッフにも愛され安定しているということではないかと思います。

 

では快適な空間とは?

 

そりゃ、院内で怒号が飛び交っていないところに決まっていますわな。

 

 

怒号とは怒ってどなる、またその声。(それに近い物言いも今回含めます)

 

まずもって、これがまだまかり通る医院が存在しているのですよ、悲しいことに。

でもって、怒号を発するご当人はそれに気が付いておられないという実に残念な環境。

 

その怒号、スタッフに言うているのでしょうが、眼下のユニットに横たわっている患者さん(様)や隣のユニットの面々にも聞こえていること、どうしてわからないんだろうか?

 

それを聞いて「あー、この先生は自分の感情を露わにしてまでスタッフの指導に熱心な方なのだ」と感心されているとでも思っているのかしら?

 

誰が一体そう思うのだ。

 

時代は昭和ではないんですよもう。

 

モラハラパワハラ・セクハラ、コンプライアンス順守が言われてどのくらい経っているのですかって。

 

こういうと逆に

「イライラする方の身にもなってくれよ~」的な妙な自己弁護が始まるのですが、違うよね。

 

イライラするのは分かりますよ。

どこかの薬剤部の部長さんみたいに「わかる~そうだよね〜」って共感することはできますよ。

だって苛立ちの原因はあるのだから。

 そこは否定もしないし、理解はいたします。

でも、今の時代(ほんとはいつの時代もだけど)それが怒号を発していい理由にはなりませんから。

 

怒号なく指示や指導が出来る医院が選ばれるのです。

 

そう

 

このご時世、歯科医院は【人を選ぶ】から【人に選ばれる】に代わって久しいのです。

もちろん、面接をして医院が選ぶのは不変ですが。

 

一旦採用されたものの、そこが怒号飛び交う快適な空間ではないと分かったら、大抵のスタッフは折を見て辞める算段をつけ始めていますから。

 

ご注意願いたいのは、この怒号(怒号めいた物言い)は従業員もですよ言っておきます。

 

先輩の後輩への言い方。

ちょっと後輩が出来るとなぜだか偉くなっちゃって途端に口調が変わるスタッフがたまにいます。

そういうのは大抵、自分が過去に受けてきたものそのままだったりします。

先輩だからってどんな言い方をしてもよい訳でもないですから。

自分が言われて嫌だと思う言い方は基本相手にしないことです。

これ小学生だって分かっている事ですよ。

 

実に言い方って大切。

そして医院の雰囲気ってもっと大切。

 

患者さん(様)は私たちが思っている以上に敏感に感じ取っていますのことよ。

 

さぁ、あなたが属する医院はどうだろう?

快適な空間作り、出来ていますか?出来そうですか?

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最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子