《面接で何を見るか》
前回は、
新たな就職先探しに先立ち自分の優先順位を知ること
面接時に確認しておくこと
についてお伝えしました。
今回は面接や見学時に見ることについてです。
最近は面接の前後に医院見学も実施しているところもあるので、面接だけでは分からないところを実際自分の目で確認できるのは良い取り組みだと思います。
個人的には、面接をし、興味を持った医院には見学をすることをお勧めいたします。
見学のメリット
◆院内の様子・スタッフの雰囲気を肌で感じることができます。
来客を好意的に迎え、気軽に挨拶を含め声をかけてくれるスタッフがいるか
それとも見学をあまり良しとしない空気や遠巻きの視線を感じるのか
今まで見学者と接した経験から申し上げると、
見学者も完全アウェイ状態で、且つ診療時間中にお邪魔をするという負い目が多少なりともありますから、その緊張はひしと伝わってきます。
不安や緊張状態の人に対して好意的ではない受け入れ難い態度・空気を肌で感じる医院であれば、もしかしたらその医院があなたには合わないところであるのかもしれません。
【感じるもの】というのはまんざら間違ってはいないのです…
そう
スタッフの外部の人に対する対応は実はその医院のカラーを表すようなもの。
外部とは、
出入りする顔なじみの各業者の方
院長とアポイントを取っている初見の業者の方
面接・見学者などです。
こうした人たちに挨拶もしない・出来ないスタッフのいる医院はそもそも医院の責任者・管理者がそれを問題視していないか、責任者・管理者自身が社会人としての最低のマナー(挨拶)を軽んじていることになります。
だめだよ、そんなんでは。
でも悲しいかな、少なくはないですのよ、このような医院は。
同業として実に情けない。恥ずかしいことです。
挨拶さえできない、軽んじているところでは、患者さん(様)に対しても対応はそう変わらないんです。
皆さん、挨拶くらいなんて思ってはいけません事よ。
挨拶とても大事ですから。
その人の人間性が分かるというものです。
お気をつけあれ。
◆院内は清潔か
医院の玄関出入り口から始まり
待合室・受付カウンター
トイレ・水回り
診療室内
スタッフが休憩時に使用するスペース等のバックヤード
たとえ建物・内装・器材が古いとしても
それが常にきれいに清掃と整理整頓がされていれば
【そうじはだいじ】をスタッフが大切にしてここが医療現場であることを理解している人たちが働いていることをみてとれます。
いくら真新しい最新のもので埋め尽くされていても
髪の毛や埃やごみがあちらこちら目につき
水回りもびしょびしょだったり
実は表から見えないバックヤードも見学のポイント。
ここが雑然としている所は
仕事の何たるかを知らない人たちが多い集まりか、
スタッフのモチベーションが下がっている環境なのかも。
見えない所のそうじはだいじ。
掃除を軽んじてしまう人が多い職場は自分のことには一生懸命、
他人のことは周りにお任せ、我関せずなチームではなく個の集まりのグループで構成されている医院が多いように感じます。
これも非常に残念なこと。
個人的にはそういう所では働きたくはないです。
なんか殺伐としていそうで、、、怖い。
人間お互い様ですからね、助け合いは大事。
こうして、どの様な環境で自分が働きたいのかをあらかじめ思い描いておくことはとても大切なことです。
ただ、現実には自分にドンピシャな職場などはなかなか難しい。
ではどする?
それは次回に。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子