《役に立つとはどういうことか》
人材以上であるためには、何をどうしたらよいのか?
今回はそれを考えます。
基本中の基本は
決められたことをやりきる
これに尽きると思います。
それができないから色々問題な訳なのですが…
過去を色々思い返してみると、
◆目の前の仕事を単なる一つの作業としてやるか
◆後先、全体を観て・考えてやるか
ここの違いなのかなと思います。
要は単に体を動かすだけの仕事か
頭も使うかの違い。
ただ、やる
これは人在グループにありがちなのですが、
「私たちの仕事は常に人を相手にしている」
という大大大前提を理解されていないのではないかなと。
それは人から仕事を引き継いだり、代わりに仕事をしてみると
直ぐに分かります。
例えば
受付で予約を取る際に、
単に、空白を埋めるための予約か
前後の流れや、患者さん(様)の特性を生かした予約の取り方なのかは
診察券や、カルテに記載されている情報から伺い知ることができます。
毎回、仕事終わりの定時に予約する方が、たまたま今回は
いつもより遅い時間に予約を入れたとします。
当日、予約時間より一時間も早く来院され、「時間まで待つ」と。
もちろん、早く来たのは患者さん(様)都合ですから待たせて悪いことはないのですが、
患者さん(様)の内心は「早くできればそれに越したことはない」という気持ちもあるかもしれません。小一時間も院内で待つメリットはそこにあるのですから。
院内は、早い来院の方が待合室で「待っている」軽いプレッシャーも感じるかもしれませんから、全体の動きが心なしかスピードアップしてくるかもしれません。
不要な焦りが滲んできます。
古くからの馴染みの患者さん(様)であれば、ドクターは少しでも早く診て差し上げたいという気持ちもあるかもしれません。
そうなると、合間を見計らい早めにご案内し診療が始まります。
キャンセルがあれば別ですが、そもそもの予約の治療も集中してできなくなります。
こうなると、もう大変です。
予約も何もあったもんじゃない(笑)。
個人的には、患者都合の早い来院はキャンセルがない限り
待たせるべきだと考えます。
そうしないと、『早く来れば診てもらえる』を学習し、予約の必要性が薄れます。
何より、本来の予約患者さん(様)に全くもって失礼な話です。迷惑甚だしい話です。
医院側には毅然とした対応が求められます。
話は少しそれましたが…
待たせない・混乱しない、させない・診療を行うには
【考えた】予約の入れ方が大切になってきます。
受付に求められているのはこういうことです。
ただ、ひたすら内容を考えずに空白を埋める予約ではなく
院内がスムーズに流れる予約が取れたら、
その医院で働くすべてのスタッフはどんなに働きやすい事でしょう。
前倒しにぎゅうぎゅうに予約を詰め込んで、急患対応が出来ないよりも
少し余裕を持たせて不測の事態に対応できれば、ムダにお待たせをしない
医院としての評価が得られるのではないかと思うのです。
融通性や変動があるべきです。
医療行為を焦ったところでどれだけの価値があるのでしょうか?
あるわけがない‼
それぞれの立場やキャリアで
決められたことを最後までやりきるという責任があれば、
中途半端な仕事は、まずできないはずです。
まずは、自分の役割は何なのか?何を求められているのか?
しっかりそれに向き合うことが人材・財のスタートです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子