《見学とトライアル(体験)にかける時間》
人が移動する時期になり、面接や見学の応募が増える頃。
それで常々、気になっていることを。
最近は面接と見学がセットになっている医院も増えてきています。
面接だけでは、医院側も求職者も良い事ばっかりの受け答えで、
実際の事はトライアルや実際に入職してからではないと分からないことも。
トライアルならまだよいのですが、
入職してから「こんなはずではない」となれば双方が徒労に終わるだけ。
そんなムダは要らない。
是非、面接と見学、そこで更なる興味があればトライアルをお勧めします。
よく見学やトライアルはどのくらいの時間確保したらよいのかとなるのですが。
個人的には、
見学は最低一時間、
トライアルは最低半日あれば十分ではないかと考えます。
もちろん、医院規模にもよりますが
小規模であれば上記の時間で十分かと。
あとは、求職者当人に時間の延長の希望を聞けばよろしいのでは。
■見学
見学は医院の雰囲気
実際の業務内容
スタッフ構成等を把握することが目的なので
それがある程度できれば、長時間は必要ありません。
■トライアル
これは医院により有無がありましょうが。
採用は確定されているわけでもありませんから、実際やっていただく事は、最低限の範囲内になるでしょう。
であれば、まるまる一日拘束せずとも、半日程度動いてもらえれば
人の資質はある程度見ることができるかと。
仮に一日であれば、午前は診療室・午後は受付やその他関連業務と分け、
同じ場所を一日中、というのは避けた方がよいかもしれません。
医院サイドは時間を有効利用して医院に適する人材かを見る。
求職者は実際の現場に立ちここで働くことをイメージしてみる。
これが、トライアルの目的です。
見学も、トライアルも長けりゃいいと言うものではありません。
時間の区切りは是非、医院側で。
求職者が「ではそろそろこれで…」なんて私の様に厚かましい者でなければ言えないことです。
時間にメリハリをつけること、とても大事なことですから。
これが出来ない所は一事が万事です。
人を採用するということ
新しい職場を決めるということ
簡単なことではありません。
だからこそ、事前にじっくりとお互い吟味が必要なのです。
凛子