今回は【働きがい(やりがい)】です。
唐突ですが
「あなたにとって、働きがいとは?」
なんて尋ねられたら何とお答えになりますか?
今回、人に聞くならまず自分からと思い、考えましたよ私も。
あれこれと考えまして以下。
まず、一衛生士としての働きがいは
患者さんから担当のご指名を承ったり、
「ありがとう」とか「気持ち良かった」と帰り際にお声を頂けたり、
患者さんにあれこれ説明をした時に納得していただけた反応を感じることが出来たり、
担当枠の一日なり半日の業務を滞りなく終えることが出来たり・・・
そのような時に忙しさの中でも充実感を得られるものです。
組織の中での一スタッフとしては、
何か問題があっても、皆で話し合っていろいろやってみて問題が改善・解決されていくのを経験する。
スタッフが互いに協力しながら患者さんに負担をかけることなく診療を進め、
皆で「今日は忙しかったねぇ」と言いながらも心地よさを感じながら無事に一日を終えられる環境で働けること。
これが私にとっての【働きがい】でした。
こうして改めて自分も考えることができてよかったです。
そう
働きがいって、充実感や心地よさととても深く関係しているのではないかと、色々考えてはたと気づきました。
前回の【働きやすさ】は
就労条件や環境でした。これはある意味外的な要素
対して、【働きがい】は
仕事で得られる喜びや結果・価値という自分の中にある要素。
働きやすさが物理的な満足感なら
働きがいは精神的な満足感とでも言いましょうか。
自分が組織の中で何らかの形で貢献できていると実感したり
働きに対して正当な評価を得られることだったり
成長を感じることが出来たり。
この様な事を実感することで
「この仕事をしてよかった」とか「ここで働いてよかった」となるわけで。
働きがいが内なるものであるとはいえ、
まずは【働きやすさ】というベースがなければ、【働きがい】を見つけることは容易ではありません。
相当過酷な環境で働きがいを維持しておられる方もおりますが、これ相当難しい。
精神衛生上は決してよろしくはなく。
何らかの形でその歪みは現れているはずです。
何事もバランスは大事。
忙しいながら・大変ながらも仕事が、働くことが《楽しい》と感じることができたら
それは【働きがい】があるというもの。
辛い・しんどい・やってられないと感じることが多いのならば、
まずは、そう感じる事自体は悪い事ではないので、自分の感情に正直に向き合い、
何が問題なのか考えることからはじめてみてください。
その環境に留まってやるべき事・出来る事がまだあるのか、
ダメなものはダメと割り切った方がよいのか。
【働きやすさ】は【働きがい】の基礎です。
基礎が不安定ならば、ちょっとした事でいとも簡単に倒れます。
まずは、あなたにとっての働きやすさから。
それから、あなたにとっての【働きがい】御考察あれ。
『自分が大切にしている・大切にしたいものは何なのか』
これを知ることが【働きやすさ】【働きがい】のヒントです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子