《言える環境か》
組織内で心理的安全が担保されている所では生産性があがり、従業員も生き生きと働いていると言われています。
歯科医院も最近では大型も増えてきてはいますが、まだまだ小さな組織が多く、心理的安全とは程遠いハラスメントまがいの日常や昔ながらの体育会系、上意下達が色濃い組織も少なくはありません。
そろそろこういう環境から脱却しないとなのですが。
トップの意向や価値観が絶対的だったり、それが強い傾向にある組織は、なかなかスタッフの声が届きにくかったり、個々のスタッフの状況を把握できていなかったりが現状。
思ったことや感じたこと、今の状況を言えない【忖度ありあり】組織のスタッフは大抵おとなしく常に周囲の顔色を伺っているか、見えない所で不平不満や「あり得ない」の連呼です。
そのような環境下では自ずと自らの仕事にも影響を及ぼすので、ほんと困ったものです。
大昔小学生の時に、朝出席を取りながら体調の確認をしていた記憶があります。
「○○元気です」「○○体調悪いです」という自己申告。
もちろん、毎朝大の大人が一人一人申告するのはおかしなことかもしれませんが(運転業務に付く方は出社時に健康チェックしてますね)、スタッフのある程度の状態を把握するのもマネジメントなのではと感じています。
社会人として自己管理・健康管理は仕事の一つです。
ですが、どうしたって抗えない状況もあります。
問題は組織としてそこをどう捉えるかです。
「実は今日体調余り芳しくないのでいつもよりパフォーマンス落ちるかもしれません」
的な感じを周囲に言えることができれば、信頼関係のある組織であれば理解を示しフォローもいとわないでしょう。
『サボっている』とか『遅いんだよ』とかの誤った先入観や偏見もなくなりますし。
【スタッフが毎日出勤して当たり前】では決してないこと。
「今日も出勤してきてくれてありがとう」の気持ち、忘れませんように。
凛子