凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

サクッとつぶやく

 

《伝えるということ》

 

 

ひと言で伝えると言っても

それが相手に理解できる言い方でなければ実際は【伝えた】ではなく、

【言っただけ】になります。

 

 

伝えるって難しい。

 

こちらの意図を相手に理解してもらえる表現や言葉のチョイスが必要なのですね。

 

新人に教える場合、経験者が教えるのでついつい、その立場(分かっている)前提で伝えがち。

 

そうなると新人さんには異国の言語。

専門用語を使い矢継ぎ早で説明するされると何を言っているのか分からない。

「分からないので、もう一度お願いします」とか

「もう少しゆっくり話していただけますか」とかなかなか言い出せず、先に進み。

 

そのまま時が過ぎ、わからないままでいるとミスや間違いを指摘され

「これ前に教えたよね?」になってしまう。

 

その繰り返し。

 

そうして先輩は、『教えたのに出来ていない・出来ない』となり

後輩は、『分かるように教えてもらっていない・教えてもらっていない』となるわけで。

 

やれやれ…。

そうして双方に溝やギャップが生まれるわけです。

 

思うのですが、

【できる・出来ない】という判断は

相手が教えた・伝えたことを【理解できているか・いないか】と教える側が認識した方がよいのではないかと。

 

理解ができてはじめての行動です。

その行動が間違っていたら、それは正しく理解できていない、

こちらの意図が正しく伝わっていないということなので。

 

「分からなかったら言ってね」という言葉は新人さんにとっては

いささかハードルが高いようでして。

 

ならば、

「ここまでで何か分からないこと、質問はありますか」と

一区切りついた都度、お助け舟を出してあげた方が、言いだしやすいのかもしれません。

 

こちらの意図を相手に伝えることが大切な気がします。

 

【言うは易く行うは難し】です。

 

 

凛子