《組織の新陳代謝》
最近しみじみ思うこと。
組織って色々な面で新陳代謝が必要なのではと。
業務内容を定期にチェックして改善の余地がないか検討することはもとより、
スタッフの長すぎる在籍も時に、考えものかもと。
もちろん、長期に在籍してくれていることは院内の歴史を始め様々なことに熟知しているので貴重な存在です。
しかしながら、当然別の側面もあり。
ベテラン・古参と言われる人たちが厚い層で固められていると、長年の慣習やその人たちにとっての動きやすさで組織が回ってしまう。
非効率・不公平・アンバランスが組織文化となってしまう。
これ結構厄介な問題です。
御当人たちにとっては当たり前すぎる日常の一コマに過ぎず。
一部の人たちにとっての働きやすさが居心地の良さになっている。
在籍年数を重ねるほどに、
『今更転職めんどくさいんじゃ感』が強くなり多少の不便には目をつぶり、なかったことに。
そうして油の様に上に溜まり、下層の水と混じり合うことなく時間だけが過ぎてゆく。
下の水だけが入れ替わりを繰り返す。
離職率が高いのは問題ですが、実は低い・低すぎるのも訳アリです。
おらが村度が高いという事。
新しいものや変化をいつの間にか受け入れずらくなっている。
同じ価値観で安心してしまう。
問題を問題視できなくなってしまう。
ある種の馴れ合い。
上に溜まる油も少しずつでも変化して乳化できればそれでよいのです。
乳化して下層とまじりあうことが出来れば下層の離職も少なくなるかと。
人が育たないのは当然ながらの問題はあるものです。
一定期間を経て更なるステップアップ・自立の退職であれば喜ばしい限り。
おらが村の閉塞感からの早期離職は回避したいもの。
ベテランと言われる事が単なる在籍期間の長さになっていまいか?
あなたの属する組織は新陳代謝できていますか?
凛子