凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ62 でも・だって・どうせ

 

今巷で話題の『D言葉』ご存知ですか?

 

 

「でも」

 

「だって」

 

「どうせ」

 

「ですから」

 

「だけど」

 

「だったら」

 

など、『D』で始まる言葉のこと。

否定的な意味合いを持つこれらの言葉は相手に誤解や不快感、時に怒りを与えかねない言葉です。

 

こう考えると

 

「できません」もお仲間でしょうか。

 

ついつい使っちゃいますよね…

 

使い方、意味合いによってはすべてが否定的なわけではないでしょうが、否定的な傾向は強いのは確か。

 

なので、対人、対面では注意しないとです。

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《でも》《だって》

指示や教えを受けた時、反論時によく聞く言葉。

ちょっと言い訳している時にもお使いですね。

ご自分の正当性を主張したり、自己弁護にも。

 

言いたい気持ちは分かりますよ。

今なら

「うんうん、とりあえず言ってみよ。聞いてあげるよ」ってなるのですが、

若かりし頃はそんな余裕も知識もなかったもので

「でもじゃぁない」「言い訳無用」なんて言っちゃってました。

ごめんなさいね。

 

今、言える事。

相手がこのワード使ってきたらとりあえず相手の言い分聞いてあげてください。

そこからひも解けばよいことですから。

そこで一蹴、一刀両断されたらその先は建設的な話し合いにはならず。

こじれる方に向うだけ。

関係性を良くしたいのならばとりあえず聞いてあげましょう。

 

 

《どうせ》

「どうせ聞いてもらえない・やってもらえない」とか

「どうせ自分なんか」とか

諦めや、自分を卑下するときに使われています。

 

職場内で小さな声を上げてもなかなか改善がみられなければ

「どうせ、どうせ」がお決まりワードに。

その影響力は絶大で、いつの間にか職場の雰囲気は良いものとは言えず。

一、二回さらりと言った程度では相手に響かないもの。

本当に改善したけりゃ訴え続け、策を案じなくてはなのですが。

 

そうして何事も諦めて、淡々と日常を過ごすというわけです。

 

基本、何かを変えることにはエネルギーが必要なので、

みんな思ってはいてもその先の一歩を踏み出せないでいる現実があるのは確か。

 

 

《だったら》

どうしろと?と次に続く言葉があります。

相手の主張や要求に戸惑いや困惑した反応が多く。

大抵、一方的であったり、断定的であったりする主張・要求に対するもの。

こういう時って、相手が感情的になってる場合もあり。

こちらも一緒になってヒートアップしてしまうと収拾つかなくなるので、冷静な対応が必要です。

 

その場しのぎや思い付きで発したことに「だったらどうしろと?」反応することも。

その場しのぎ、ぽっと出の思い付き発言、迷惑なんですよねぇ。

上がこうだと現場は混乱・困惑然り。

立場に関わらず、自分の発言には責任を持ちたいものです。

 

逆に、下から理不尽な要求ばかり上がってくる時も。

「これ買って」

「これやりたい、やって」

言うは易し行うは難し。

新規購入なら責任もって最後まで使えって話ですし、

あなたの「やりたい」は医院に患者さんにきちんと反映、貢献できるものなのかを考えて発して欲しいとも思います。

 

いずれにしてもやるからには最後までやる、やりきる覚悟がないとです。

「どうするか」まで考えたら相手に《だったら》を言わせることはないのかも。

 

 

《できません》

これ言われるとすべてがここでジ・エンド。

成す術無し。

やりもしないで、「できません」てそりゃないよって話。

法的に出来ないことには「できません」は当然だけど、

それ以外でトライする、してみる気持ちの有無は

あなたの仕事の幅と深さを今後広げる可能性を秘めているのだよ。ってことは申し上げたい。

 

やってみて、やっぱりできませんなら検討の余地はあるけれど、

やりもせず間髪入れず「できません」はもったいない気がします。

自分の可能性、限界は自分が思う以上にあるものです。

 

知らず知らず、使っている言葉には

相手への気遣い

自分の能力を不必要に失っているようです。

 

でも

だって

どうせ

だったら

できません

 

ちょっと気を付けてみませんか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

凛子