《自分と同じという幻影》
人間という生き物は本当に厄介です。
だから、人間関係で何かとトラブりやすい。
陥りやすいのは、
自分と他人を同一視してしまうこと。
「俺は」
「私は」
「俺の時は」
「私の場合は」・・・
そうですよね。
そうなんですけど。
その自分の価値観や考え方、振舞い方を周囲に同じように無意識にでも求めてしまう。
それ、悲しいかな幻影・幻想です。
仮に、それがまかり通る世の中ならば、
みんなハッピー!ってなるわけで。
じゃない。
そうじゃない。
十人十色
似ている人はいても
同じ人はいない。
だから、一人一人に寄り添うなんて言葉があるくらいで。
相手に自分と同じレベルまで引き上げたい気持ちは分かります。
しかしながらそれは実に難しいお話。
それをするには、自らが微細に教え育てなければ。
そう、
微に入り細を穿つ覚悟で臨みませんと。
大抵それがお分かりでない。
「本気で人を育ててみな」って言いたいですよねぇ。
自分と同じ人なんて存在はしません。
価値観の共有はある程度必要ですが、求めすぎてはいけません。
他人に求めすぎてしまう傾向にある人は無意識に人を管理し自分の楽(ストレスのない状況)という幻影を見ているのです。
確かにそれはまぼろし~
凛子