自分が行き詰まったりモヤモヤしたときに振り返り・繰り返し見直すのが、「マネジメントの父」とも呼ばれる経営学者のピーター・ドラッカーのコトバ。
ここに仕事の基本が全て詰め込まれ学びがえられると個人的には感じています。
『企業の目的と使命を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である』
この言葉をいつも肝に銘じながら業務に携わっています。
資本主義社会で一つの組織で働くにあたり、非営利組織でない限りは利益を出さずしては存続が難しいのは周知のこと。
しかしながら
利益追求な考え方が強い組織はどうしても数字ありきになりがちでもあります。
数字は嘘をつかないので、経営には切り離せないものですし、数字から問題点や課題が見えてくることも事実。
ただ、それが誰目線で誰の必要に駆られているかで大きく変わってくるようにも考えます。
自己都合や一部の人達の利のためだったり
顧客となる相手の事情や必要お構いなしに圧が強かったり
先入観や既成・固定観念、無意識の偏見で話をしたりすると、
相手あってのことなのにいったい誰を見ているのだろう?と疑問が湧きまくります。
でもこれ決して少なくはないこと。
どこかに限った話ではなくどこにでもありがちなこと。
なかなか根深い問題です。
たいていの仕事は距離感は違えど相手あって成り立つこと。
だからこそ、常に相手の視点や必要を感じながら探りながら自分達の本来の役割をしっかりと確立しなければなりません。
自分達の都合で物事を行えば、それは必ず相手に伝わるもの。
だからこそ、言動には細心を配らねばならず。
細やかな気配り・気遣いが出来ている組織はおのずと多くの人に支えられているものです。
その細やかさの原点は常に相手にあるから。
良くも悪くも自分達の言動がその結果なのです。
それが日々積み重なって数字に表れる。
そういうものだと振り返って感じています。
【今、目の前の人は何を必要としているか】
【相手に理解納得してもらうにはどう伝えたらよいのか】
結局頭を使った仕事が出来なければ相手の必要など知る由もないのですから。
ただ身体を動かすだけの流すこなすの仕事では出発点にも立てていないのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
凛子