凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれ82  同調と圧力

 

『同調』:他に調子を合わせること

     他人の意見・主張に賛同すること

 

『圧力』:押さえつける力 

      威圧して服従させようとする力

 

 小学館 デジタル大辞泉より

 

何気ない一言や雰囲気で相手や周囲に同調や圧を与えてしまうことは日常的に起こります。

【何気ない】から発したご当人はそれがマイナスに働いていることに気がついてはおらず。それはごく普通。

だから厄介です。

 

何かを決定するときに

「こう思うんだけどいいよね?」という状況。

そこに上下関係が存在すれば、下の者は「ダメです」とは言いにくく。

対立や面倒な事に巻き込まれないため、その場を穏便に済ませるために「はい」と言う。

 

面談時に

「どう?特に変わったことはないよね?」と言われる時。

『ないよね』と断定されたら「実は…」とはならず。

 

こうして同調や圧力が上から下に落とし込まれていくのです。

それが蓄積されてくるとその組織は物静かで受け身な覇気のないものとなり。

 

本当は問題や課題は山積なのに、誰にも触れられることなく、

経営運営サイドは『至って普通・至って順調』と結論付ける。

いやいや違うんだってば。

臭い物に蓋状態なだけでして。

そうこうしていると、優秀なスタッフに見切りをつけられ退職されてしまう。

 

だから

周囲に同調を促してしまいがちな言い方・聞き方

相手に語らせる余裕のない言い方・聞き方には十分注意が必要なのでして。

同調や圧力が功を奏さないことは明白です。

 

否定や批判をされない環境

意見を自由に発せられそれを歓迎される環境

トップダウンだけでなく自分達で物事を作り上げていける環境

 

お金や休みも大切ですが、日々の業務で自分達の存在をを尊重してくれるか否か

それも働くスタッフには重要なポイントです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子