凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

 つれづれその3 しごとについて考える

今回から働くということについて少し考えてみたいとみたいと思います。

 

唐突ですが、

ライスワーク(raice work) 

という言葉ご存じですか?

 

ライスワーク

文字通りご飯を食べる・生活のための仕事、お金のための仕事です。

働くすべての人の基盤となるものです。

 

ライスワークがあってこそ、日々の生活が成り立ち、プライベートの楽しみのためにもお金を使えます。

生活の為の仕事・プライベートの目的の為の仕事と割り切っている人もいますよね。

 

ただ、

 

時にその割り切りが、すべての仕事を淡々とした作業ベースにしてしまうことも。

作業とは言われた通りに行うことです。型通りに行うこと。

もちろん、必要なことです。ライスワークと同様、基礎・基盤ですから。

 

でもね、

 

忘れてはいけないのは

私たちは歯科という「医療」の現場ではたらいているということ。

患者さん(様)という字のごとく「患い」(分からない方は検索してね)を抱えた方が来院される場所で働いている。

 

私たちが日々接する相手は

機械でもなく、静物でもなく、

感情を持つ一人の人間であることを大大大前提で日々の業務にあたってほしいと切に願います。

 

口腔内だけに意識を集中しすぎないで。

ユニットに横たわる、座って待つ患者さんの体動、表情、声のトーン等微々たる変化に目ざとくあってほしいと思います。

 

受付に立った時の表情、診察券の出し方、こちらの声掛けに対する反応の仕方…

そういう変化に気が付く人であってほしいと思います。

 

アシストについた時も同様、治療に集中しすぎて気が付かないドクターの代わりに、

患者さんを見守り、適切な声掛けができる人であってほしいと思います。

 

ライスワークは、自分と家族のためではあるけれど、

その先にはいつも患者さん(様)という相手がいることを忘れない人でありたいものです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子

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