凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれその7 目的と目標は違う

 

目的と目標の違いを聞かれたら答えられますか?

 

 

うーん…

なんか漠然としています

 

頭の中にもやがかかっていて、わかるようなわからないような。

 

では、さっそく調べましょうね自分で。

 

ほとんどの方が、漠然としたままこの言葉を理解したつもりになって日々、

業務にあたっているように感じます。

 

そう

 

わかってるつもり

 

だから、目標の達成がなかなか難しい。

そうなると、目的の実現はもっと難しい。

 

 

では改めて。

 

目的:実現しようとして目指す事柄、最終的に目指す事柄 

 

目的は最終的なもの。

 

目指す姿→最終的なものなので不変。変わらないもの。

 

 

目標:行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準

 

目標は過程。

 

目的を果たすための手段→数値・なすべき状態 目的達成のための具体的な要素。変動がある。

 

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これ、あるあるなのですが

 

目標がいつの間にか目的になってしまうんですよねぇ…

特に数値化されていると。

 

数字を達成するために必死になって「何か」を忘れてしまいがち。

もちろん、

数値達成は努力目標だけど、それは、物事の一部であってそれがすべてではない。

忘れてしまいがちな「何か」が大切。

 

 

私たちの仕事は歯科医療。

 

痛みや、不自由、不安を抱えて来院される患者さん(様)のその原因を取り除き、

痛みや不自由や不安がない健康な状態を患者さん(様)自身と医院双方で維持し、管理することですよね。

 

その最終目的に導くために、出来ることは何か?という具体策が目標なのです。

 

目標の先には目的があるのです。

目標達成がゴールではないの。

 

この、目的を理解できていないと

どうしても目先の目標にとらわれてしまい、

いわゆる

目標疲れに陥りやすい。

 

最終的なゴール地点は目的です。

目標はそこに向かうための、一つの過程にすぎないので。

 

 

あなたが働いている医院の目的は何か?院長先生に是非お聞きになってみて。

 

それからです。具体的な目標は何か?を考えるのは。

院長とスタッフみんなで、自分達にできることは何か、日々の診療に照らし合わせて検討することをお勧めします。

 

目標ありきな組織は大抵、皆が疲弊します。

 

まずは、目的と意義(何のために・誰のために)を再確認してみましょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子