凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

つれづれその8 ギャップはつきもの

 

『君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい』

 これはミュージシャンのボブ・ディランが語った言葉。

 

 

経営者と従業員

院長とスタッフ

職種の違い

先輩と後輩

同僚同士

 

自分と他人

 

医院内には常にギャップが生じています。

 

「この間決まったことなのに、なんでまだやらないんだ」

「もっと経営者目線で考えてもらいたいよね」

「何回言ったら分かるんだよ、何回も同じことを言わせないでくれよ~」

「○○の部署は簡単かもしれないけれど、私たちはそんなことできないし」

「院長から○○さんに言ってください!」

「○○さんの行動ありえなくない?」

 

きりがないきりがない…そんなことだらけ。

 

日々の医院運営の中で、如何に双方のギャップを理解し互いに歩み寄り、そのギャップを小さくしていけるか。

 

それが、常に課題でもあり、なかなか難しいのが現実であり。

 

ギャップの解消に前向きに取り組む大大大前提として

 

自分は目の前の相手とは違う生き物だと改めて認識すること

 

必ずしも自分の常識=相手の常識ではないと理解すること

 

これに尽きちゃう。

 

十人十色・千差万別と以前申しましたが、それぞれ感覚・認識が違うんです。

 

 

例えば、身だしなみの一つ、髪を整えることに対して

 

Aさん:髪の毛が一糸乱れぬようにビシーっとピンで留めたりまとめる

Bさん:長い前髪だらーんとしたまま、留めもせず

 

この二人、両極端ではありますが〔身だしなみ〕という言葉に反応の仕方が異なります。

 

ビシーッと髪を整えるAさんからしたら

「前髪垂らしたままなんてありえない!」となるでしょうし

 

ラフなBさんは

「あそこまでしなくてもよくない?」となるわけです。

 

互いにきっと心の中で

「私だったらあんな風にしない」という思いが。

 

そう

 

「私だったら(自分だったら)○○する・しない」

 

この自分だったらという基準が罠なんです。

それは自分の常識だからある意味絶対。

 

でも

 

自分にはできる・考えられることが、相手にはできない・考えも及ばばいからギャップなのです。

 

f:id:picorinko:20200601135056j:plain

 

だから

 

自分だったらこうだけど(こう思う・考えるけれど)果たして相手は・周りはどうなんだろう?と相手を断罪する前に、ちょこっとお考えいただきたいのです。

 

院長であれば

「自分はこう思うけれど、スタッフはどう感じるだろう?」とか

「スタッフにこうしてもらいたいけれど、みんなはどう思うだろう?」

 

スタッフ間であれば

「私(たち)には簡単だけど、○○には難しいのはなんでだろう?」って

 

相手に対して「?」の視点が持てれば、そこから確認の会話が始まります。

 

確認ができると、相手の行動に対しての誤解を解いたり、相手の思いを知ることができます。

 

意外と、話をしてみると

「なんだ、そういうことだったんだ」的なことが多いですよ。

 

もちろん、「そういうことだったんだ」で済まない場合は更なるお話し合いを。

 

 

院長の〈あり得ん!〉とういう不可解な行動の真意を確認すべく

私とて、日々これで奮闘中ですのよ。現在進行形…

 

いつになっても、どこに行ってもギャップはつきものですから…

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

凛子