凛子のつれづれ

歯科で働くこと・組織の在り方を気ままに書いています。

サクッとつぶやく

 

《来るものは拒んで、去る者は追わない》

 

 

人を採用する時

誰でもいいからと、

とりあえず応募してきてくれた人を受け入れるのは

早急な気がしてなりません。

 

大抵の雇用者は誤解をなさっています。

決して誰でも良い訳ではなく、

誰にでもできる『簡単なお仕事』でもありません。

まず持って『人に興味がある人』でないと難しいかと。

相手は物ではなく人ですからね。

 

終始仏頂面して受付業務をされた日にはクレームや患者減が。

医療現場に相応しい最低限の身だしなみもあると思います。

(昔に比して最近は自由度があるようではありますが)

 

【誰でもいいから採用】を行えば

教育をする現場スタッフの負荷は一気に上がります。

 

ましてや、現場が「どう見ても合わないですよ」って思う人は

大抵、早期離職になりがちでもあります。

せっかく時間を割いて教えたスタッフも徒労に終わります。

仮に継続したとしても、御当人にとって自由度の高い働き方を実践してくれることでしょう。

それが後々悩みの種になることも。

 

そうしてまた採用・教育の仕切り直し。

時間がもったいなさ過ぎる。

 

過去にもふれていますが、

採用は雇用者の独断よりも

共に働くであろうスタッフの意見も取り入れた方が良いと思います。

 

誰でもいいから採用はリスクが高すぎます。

来るもの拒んでも決してそれっきりではありませんから。

 

一方で、

退職を口に出した人を執拗に引き留めるのも得策ではなく。

 

仲間内に「辞めたい辞めたい」言う人は口だけ番長で辞めないものですが、

雇用者に直接退職の意を伝えた場合、既に腹は決めているもの。

 

そういう人を無理に引き留めたとしても、

気持ちは既に離れ、

仕事に対する熱量も下がっているので

仮に残ってくれたとしても以前と同じようにはならず。

そこは、他のスタッフの為にも潔く手放した方が賢明でしょう。

 

決して誰でもいいわけもなく、

去る者を追わないのは

残っている既存のスタッフの為でもあるということをどうか、御理解いただきたく存じます。

 

 

凛子