渇して井を穿つ
(かっしていをうがつ)
前もって準備をせずに、必要な時に必要なものを準備するのでは到底間に合わないという意味。
のどが渇いてから井戸を掘っても間に合わないという故事が由来だそうです。
『準備八割』という言葉もあるように、何事にも予めの準備の有無がその後の明暗を分けるもの。
作業効率はもちろんのこと、
必要な時に「今から?」という場面では人間相手の仕事では信頼関係にも及ぶもの。
有事に備えるではありませんが、
普段から、何が必要で、相手は何を求めているのかのアンテナを張り巡らして仕事が出来れば、その時になって焦ったり慌てることはありません。
アンテナを張り巡らせるには観察が必要です。
常日頃、自分の事で精一杯な状況では観察もままならず。
なにか事が・問題が起こって初めて気づいたりする。
それでは大切な何かを失っても仕方がないのこと。
行き当たりばったり・その場しのぎ避けたいものです。
凛子